SaaSを起点にスキルアップをするコツ

クラウドの利用が広まっている影響で、クラウド上で利用するソフトウェアの開発や運用、管理、保守などを担うエンジニアの需要が高まっています。SaaSのスキルセットがあるエンジニアは、【大注目!SaaS業界で働こう!】というサイトを見てみれば、当面仕事に困らないほどの需要があるのは確かですが、将来性を考えるとスキルアップを図っていくことも重要です。

SaaSを起点にしてスキルアップをする際に最も単純なのは、PaaSやIaaSを学ぶ方向性でしょう。同じクラウドに関わるサービスのスキルセットなので、学びやすいのは確かです。SaaSからPaaSへ、そしてIaaSへという順に学んでいるエンジニアが増えてきている状況にあり、スキルに関するノウハウも手に入れやすくなっています。

このようなスキルアップの方向性を選ぶのは無難ではあるものの、同じようなスキルセットを持っているエンジニアが増えてきてしまう可能性もあります。そこで、自分の将来性を確保するためには、ほかのエンジニアとの差別化を考慮することが欠かせません。PaaSやIaaSだけにこだわってしまうのはリスクが高いため、プラスアルファで自分なりのスキルを追加することを考えるのが賢明でしょう。

たとえば、ハードウェア側についてのスキルを習得するのは効果的な方法で、サーバー構築からサービスの開発まで、一通り担えるエンジニアになれます。また、組み込み系のスキルと合わせれば、デバイス開発でも活躍できる可能性が広がるでしょう。このように、もう1つスキルを選んで学んでいくのが、成功のためのコツです。